2011年10月12日水曜日

10/12(水) MOA Grand Final : まとめと反省①

決戦から日も経ち、落ち着いて状況を振り返れるようになりましたので、ここで僕なりのまとめと反省をしてみたいと思います。

まずは話を進める上で、知っておくことが必要な、MOAのポイント方式について簡単に説明します。

<MOAのポイント方式>

MAOはスコアボードにあるように、ポイントがパーセンテージで表されます。



パーセンテージですから、32M、11、01SE各々に基準となるタイム/スコアが決められています。

今回の2011MOA Finalでは、以下の通りでした。

■ 基準のタイム/スコア
32M:560秒(9分20秒)、 11 :P7500、 01SE : 95000

これらの基準に対し、32Mは速くなった分が、11と01SEはスコアが上がった分がポイントとなります。
ちなみに基準タイム/スコアは毎回変わります(今回もアジア予選から変更されている)。

以下に具体的な計算例を挙げます。

例①)32Mで6分30秒を出した場合

6分30秒=390秒なので、基準の560秒に対し390÷560=0.6964286となります。
これの逆数をパーセンテージ表示したのものが(生の)得点となります。
1/0.6964286=1.435897・・・ ⇒ 143.59%

例②) 11でP11500を出した場合

こちらは簡単で、11500÷7500=1.5333 ⇒ 153.33%

例③) 01SEで125000を出した場合

11と同様に、125000÷95000=131.579%


こうして算出された各ベンチの(生の)ポイントに、あらかじめ決められている各ベンチの重みを掛けたものが、最終的な各ベンチの正式ポイントとなります。

■ 各ベンチの重み
32M - 35%、 11 - 33%、 01SE - 32%

上の例で行くと、

(32M):143.59% x 0.35 + (11):153.33% x 0.33 + (01SE):131.579% x 0.32 = 142.96%

が総合ポイントとなります。


■ 各ベンチの総合ポイントへの影響度合い
上記のように算出される各ベンチのポイントですが、どれだけタイム/スコアが向上すると、どれだけポイントがUpするのでしょうか?
先に、例として計算した各ベンチのタイム/スコアからの変化を、
32M : 1秒短縮、 11 : P100アップ、 01SE : 1000スコアUP
として、総合ポイントへの影響を計算してみると、

32M:
390秒が389秒となると、生ポイントで0.389%プラス、重みを考慮すると、0.129%となる。

∴ 長距離で1秒縮めると、総合ポイントで0.129%アップ

11:
P11500がP11600になると、生ポイントで1.333%のプラス、重みを掛けて、0.444%となる。

∴ 11でP100アップすると、総合ポイントで0.444%アップ

01SE:
125000が126000になると、生ポイントで1.05%、重み付けして、0.337%となる。

∴ 01SEで1000アップすると、総合ポイントで0.337%アップ


限界近くに行くと、長距離で1秒縮めるのは結構大変です。それに対して得られるポイントはたったの0.13%。。。
それに対し、廻る絵板を持っていると、11で2~300ポイントの差を付けるのは、それほど難しいことではありません。
つまり実質的に絵板の比重が大きいことが分かります。
パイ焼きで10秒遅くとも、11で300ポイント上なら、逆転可能となります。
では01SEはどうかというと、1000ポイントの重みは11に次いで大きくなっています。
この01SE、お絵描きベンチではありますが、絵板は1300MHzも廻っていると頭打ちです。
この程度であれば、世界大会に来ている連中なら、どこも軽く廻せると思います。
ということは、差が付くのはTweakと石のクロックということになります。
Tweakは人それぞれ違うので何とも言えませんが、非常に大きな差が付く部分です。
世界のTop水準にないと勝負にならないと思います。
石については、ザックリですが、100MHzで2000~4000ポイントくらいの差が付くと思います。

5.88GHzで01SEが通る石を持っていたインドネシアですが、ある一つのTweakを知らなかったがために、スコアは124000弱と非常に低調でした。
Lucky_n00bが競技終了後にそのTweakを実施して走らせたら131000以上出たそうです。
上位陣でこういうポカミスをやるところはないでしょうから、基本的には石ベンチということになります。


■ MOAのポイント方式に基づいた作戦の立て方
以上のようなポイント方式から、MOA独特の戦い方が導き出されると思います。

① 石も絵板も廻る場合
長距離にはあまりこだわらず、11と01SEに集中すればOK

② 石は廻るが、絵板がそこそこな場合
とにかくパイと01SEで頑張る。死ぬ気で頑張る。すると3位くらいにはなれるかも。

③ 石はそこそこ、絵板は廻る
50倍縛りの長距離で頑張り、11は絵板の持てる能力を全て発揮する。01SEはTweakを頑張って頑張って頑張る!
11次第では、Topになれるかも?

④ 石も絵板のそこそこ
諦める



という感じかと思います。


長くなったので、パート2へ




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